監修:WHO国際基準カイロプラクター 土子 勝成
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士
□ 目次
- アクティベータとは
- 最新のアクティベータV(5)
- 創設者:Dr.ファーによるアクティベータVの説明動画
- 機能障害の施術
- この治療で目指すところ
- 機能が良くなると痛みは取れる
- セミナー風景
- 下肢長検査を動画で説明
1. アクティベータとは
◎ ボキボキしないカイロプラクティック
アクティベータ・メソッドというカイロプラクティックは、脳と神経系の働きを整える目的で行う施術方法です。人間の身体をコントロールしているのは神経系で脳からの命令を伝えています。この神経伝達に誤作動を生じた場合に身体症状を引き起こすと考えています。
◎ フィードフォワードメカニズム
人は動くときに中枢神経系が動きを予測して脊柱と骨盤を安定化させています。簡単に言いますと、寝ている状態から身体を起こそうとする0.0何秒前に身体を安定化させて、身体を起こす動作をしているのです。
これは座っていても同じです。座っている状態から腕を前に出すや足を上げる際にも、その0.0何秒前に脊柱と骨盤を安定化させています。
ところが、この安定化が上手く行かない誤作動状態の時があります。起き上がる時に脊柱と骨盤を安定化がされなければ身体を支えることができません。
このフィードフォワードメカニズムを正常化する治療法がアクティベータメソッド(カイロプラクティック)です。
◎ 神経と拮抗筋(きっこうきん)
歩行の時の拮抗筋の関係性も重要です。
歩行を観察しますと、神経のコントロールによって拮抗的に筋肉は働くことによって歩行できます。
太もも全面の筋肉を大腿四頭筋といいます。後面の筋肉をハムストリングといいます。この大腿四頭筋とハムストリングは拮抗的に働く、つまり交互に働くことで歩行を可能にしています。
アクティベータでは、交互に動く神経系の働きを整えたり、身体のバランスを整えることで、健康を取り戻せるように調整します。
2. 最新のアクティベータV(5)
アクティベータ器は1~5まで進化していまして、当院では最新の5(アクティベータV)を使用しています。
3. 創設者:Dr.ファーによるアクティベータVの説明動画
◎ Dr.ファーとアリゾナにて
2017年にアクティベータ・メソッド50周年記念が開かれアメリカはアリゾナ州にてセミナーとパーティーが開かれました。
4. 機能障害への施術
◎ 動かして痛い、動かしづらい方へ
急性期の腰痛、肩こり、頭痛、ビザ痛、背骨の固まり、腱鞘炎など身体症状に対して機能的にとらえ施術します。
効果・結果
背骨や関節に油をさす施術です。油がささると滑らかになり筋肉の負荷は減りスムーズが動きを取り戻せます。結果、痛みや症状は消失していきます。
スタッフ同士で下肢長検査の指摘をし合い指導の統一性を図ります。
5. この治療で目指すところ
- 機能改善で早期に痛みや不具合を解決
- 動きによって起こる症状の解決
- 固まってしまった関節機能の改善
- スポーツ障害(機能面)の問題解決
- 健康を取り戻しより良い未来に進んでもらう
機能障害への施術
腰痛、頚部痛、肩こり、背中の固まり、関節痛、だるさ、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、ストレートネック、歩行障害、間欠性跛行、痛み
6. 機能が良くなると痛みは取れる
機能障害の鉄則
急性期の身体に起こる痛みや不具合は、機能障害によることが多いようです。自転車を例にしますと、ペダルをこいでも歯車に油がないとスムーズに動きません。人間で言うと痛みであり機能障害です。
歯車を関節として、チェーンを筋肉にしますと、チェーンをマッサージするよりも関節に油をさした方が機能は良くなります。
7. セミナー風景
◎ 受講生と共に学ぶ価値
私はアクティベータ・ネットワークジャパンにてインストラクターをさせてもらっています。
指導させてもらう中で多くのことを学びます。事前に解剖学、骨格形状などあらゆる部分を復習し伝えることに大きな責任を感じています。そのためにも正しい知識を復習してブラッシュアップを常に心がけています。
また、多くの受講生が学びたいと願い参加する施術でもあります。年に大阪と東京で4回行われるセミナーですが、50人ほどの受講生が来られています。
◎ 背骨の位置関係を確認
◎ 下肢長検査のデモンストレーション
受講生は皆さん開業されている臨床経験の豊富な先生方ばかりです。皆さんアクティベータ・メソッドの基礎を再確認に来られています。