監修:WHO国際基準カイロプラクター 土子 勝成
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士
インナーマッスルが固まる(ロックする)原因には大きく分けて3つあります。
- 背骨の動きの問題
- 脳(ストレス)の問題
- 内臓の問題
①背骨の動きの問題で起こる背中の痛み
①背骨の問題
背骨には椎間板というクッションの役割をする軟骨組織があります。この椎間板は20歳くらいまでは血液が供給されて栄養補給できます。
しかし、20歳を超えると血液供給は無くなり圧迫と伸長によってスポンジのように栄養補給します。
この椎間板の圧迫と伸長の動きを司るのが周囲の筋肉、インナーマッスルです。
運動不足などで背骨の動きが悪くなるとインナーマッスルが固まり、椎間板も固くなってしまいます。
これを背骨の機能障害といいます。 背骨の機能障害は痛みを引き起こす最も多い原因です。
背骨がズレたわけではなく、背骨の動きが失われた状態です。
定期的な運動は背骨を柔軟にし、背中の痛みの予防になります。
しかし、背骨が固まってしまいロックされた状態になってしまうと、ロックを解除する施術が必要となります。
②脳(ストレス)の問題で起こる背中の痛み
②脳(ストレス)の問題
私たちは日常的にストレスにさらされています。
本来ストレスは人間を強くし、活性化するものです。
しかし、精神的なストレスや自分では気づかないストレスは正しい生体反応を乱し、誤作動を起こしてしまいます。
通常背骨は、柔軟な動きと脊髄神経を守る働きをしています。ところが、ストレスによる誤作動が起こると背骨は固まってしまい、背骨についている筋肉も固まってしまいます。
脳からの命令のミスによって背骨が固まってしまい、背中の痛みが引き起こされます。
③ 内臓の問題で起こる背中の痛み
③内臓の問題
内臓の機能障害や内臓そのものの障害が背中の痛みを起こします。
内臓の問題は2つに分けられます。
・内臓そのもののが影響
・内臓の動きの悪さが影響
背中の痛みで皆さんが最も心配されるのが内臓の疾患です。内臓疾患で重篤な問題となるのは、
・心疾患
・胃腸やすい臓の疾患
・腫瘍
などです。
特徴としては、痛みが楽になる姿勢は少なく、また痛み以外の症状が現れます。これらは要注意であり、必ず専門機関の受診が必要です。
一方、内臓の動きの悪さが背中の痛みになる場合があります。例えばパソコン業務に夢中になって胃が動かなくなったり、緊張による過剰な動悸など、内臓の機能障害が背中へ投影され痛みとしてあらわれます。
じつは、どの原因にもストレスが関わっています。
どのパターン(肉体的なストレス、精神的ストレス、内臓の反射)も実際に痛みを起こしているのは「筋肉」です。
その原因にストレスが関わっています。
ストレスは脳の混乱を引き起こします。
脳が混乱すると身体に間違った命令を出し、緊張を引き起こします。
緊張により筋肉が縮んで伸びなくなり痛みが出ます。
筋肉が縮んだ状態を作ったのは「ストレス」なのです。
ストレスは負荷です。
適度な負荷は強くなるためのある意味”よい”ストレスといえます。
しかし、過剰な負荷は壊してしまう”悪い”ストレスといえます。
背中に現れる痛みは、悪いストレスを知らせるサインなのです。
背中の痛みはインナーマッスルのロックをとることで改善
共通の治療
原因に関わらず、背中に痛みがある状態ではインナーマッスルがロックして背骨自体が固まっています。
痛みを改善するにはまずはインナーマッスルのロックを取ってやることです。
ロックを取るとインナーマッスルが正しく伸び縮みして背骨と骨盤が安定化します。
まずは背骨の動きを取りもどすことが大切です。
そのために背骨の軸バランスを治療します。
軸バランスの治療とは
軸バランスの治療とは、背骨が柔軟に動き、しっかり働けるように整える治療です。
軸バランスの治療では、ボキボキしないカイロプラクティックでアクティベータメソッドという施術を行います。
アクティベータメソッド治療動画
まずは背骨と骨盤の安定化の治療を行いましょう。
様々な要因により背中の痛みは起こります。
しかし、まずは痛みを軽減させることが第一です。
当院ではインナーマッスルのロックを解除し、背骨と骨盤の安定化を図ることで痛みを軽減させます。
当院の施術であるアクティベータ治療はボキボキしないカイロプラクティックですので安心して施術を受けていただけます。
インナーマッスルがロックしたための背中の痛みは早めに治療することをおすすめします。
背中の痛みでお困りの方はご相談ください。
その背中の痛みストレスが原因ではありませんか⁈