条件づけられた記憶へのアプローチ

○ はじめは半信半疑でも、症状は起きなくなった

M.Kさん、27歳、女性

高校生の頃から めまいに悩んでいました。
雨の日等天気が悪い日や、疲れがたまっているときに決まって めまいが ひどくなる状態でした。
耳鼻科に行ってもメニエールではないと診断され、薬もあまり効きませんでした。別のカイロにも行きましたが、
ゆがみが治っても めまいは治りませんでした。
そんな時、書籍でPCRT療法のことを知り、こちらのクリニックに伺いました。脳の誤作動を治療するという
珍しい治療を取り入れてらっしゃり、初めは半信半疑でし
たが、数回の治療でめまいは起きなくなりました。

以前より活動的・前向きに行動できるようになり、大変
感謝しています。本当にありがとうございました。

メニエールなどの診断は気にせず

○ 原因不明と言われると悩みますよね

来院される患者さんの多くに「メニエール病」という診断をされたのですが、それでも治りますか?と聞かれる方は多いです。

そこにはメニエール病は原因不明だから治らないという固定概念があるようです。もちろん専門医に言われれば信じるのが当たり前です。

ところが、「脳の誤作動」という観点からめまいの患者さんを診ると、誤作動する要因を少しずつ施術することで、症状に良い変化が起こる場合が多いのです。

大切なのは診断名ではなく原因

○ めまいを引き起こす原因が重要

女性の場合、悪天候や疲れがたまることでめまいが起こる一連の流れを、条件付けのように記憶していました。この記憶ですが、意識してできたものではありません。

気付いたら記憶していたのです。

ですから治療は、悪天候+疲れ+仕事でのストレス+責任感+頑張る自分という一連のめまいを引き起こす構図をひも解いていきました。

そこには少し後ろ向きな思考パターンも関わっていました。

□ 同じように天候や疲れで現れるめまいの方は

どのような関係性やパターンでめまいが出るのかを知れば、条件付けの記憶は変わり症状に変化が出ます。

女性の場合も、条件付けをひも解き、新しい記憶に上書きすることでめまい症状は良い方向へと行きました。

最初は半信半疑でも、繰り返される条件付けを治療のターゲットにして解決への道を一緒に探りましょう。