急性の痛み・慢性の痛みには異なった治療が必要 | 慢性症状はストレスが原因｜気づかないストレスにアプローチつちこカイロプラクティック

監修：WHO国際基準カイロプラクター　土子　勝成
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士

まず、痛みを見極める

当院では痛みは身体が訴えるサインと捉えています。身体が発するサインを正しく読み解くことが痛みを改善させる最短の方法だと考えます。

痛みの種類

痛みには「急性の痛み」と「慢性の痛み」があります。
通常、症状が3週間続くと「慢性化」したと考えます。

急性の痛み

急性の痛みで身体が訴えているのは「炎症」です。
痛みの部位に炎症が起こっています。

急性の痛みの原因は損傷です。

損傷直後の腫れあがっているような状態ではアイシング（冷却）と挙上（患部を心臓より高くする）が最も最優先されるべき処置です。
それと同時に関節の機能障害の治療を始めることで炎症反応が早く改善することが分かっています。

ぎっくり腰でもかなりグギッと腰を痛めた場合は、損傷による炎症が強いと思います。その時はまずアイシング（冷却）してください。
そして早めに関節の機能障害を改善する治療を行ってください。

一方、よく似た症状の「寝違え」は病状が異なります。

寝違えは筋肉の過剰緊張による血液循環障害です。そのためアイシング（冷却）はダメです。ホットパックやホッカイロなどで温めることが正しい処置です。

「筋の損傷」と「筋の過緊張」では治療が異なります。
正しい処置を行うことが大切です。

過緊張はカイロプラクティックが最も得意とする疾患です。
とくに当医院でおこなっているアクティベータ治療は筋肉に過度の負担をかけることなく筋肉の緊張状態をほどくことが出来ます。

【当医院で行っている治療】
「アクティベータ・メソッドの詳しい説明」
ボキボキしないカイロプラクティックです。

慢性の痛み

現代社会で問題となっているのが「慢性の痛み」です。
通常、３週間以上痛みが続いた状態を慢性症状といいます。

慢性の痛みで身体が訴えているのは「ストレス」です。
慢性症状の多くは痛みの部位で炎症反応はありません。

では、どこから痛みが来るのでしょう。

慢性症状の痛みは「脳」が作り出しています。
脳は炎症が起こっていないのに痛みがあると発信するのです。
それはどうしてでしょう。

慢性症状の多くは痛むところの筋肉が慢性的に過緊張を起こしています。
慢性症状の過緊張は急性症状の過緊張と異なり、その発信元が脳です。
脳はストレスを受けると身体に緊張の命令を出します。
その結果、身体が緊張し痛みを感じるのです。