ジストニアとは?

ジストニアは中枢神経の持続的な筋緊張を特徴とする運動異常症の一症候群です。その臨床上の特徴として動作特異性、感覚トリック、定型性、フィリップフロップ現象、オーバーフロー現象、早朝効果、共縮現象、共収縮、陰性ジストニアなどがあり、これらを参考に考察します。

ジストニアとはコントロール異常

ジストニアとは、中枢神経の障害によりある一定の動きがコントロールできない状態をいいます。持続的に筋肉の収縮が起こり自分ではコントロールできないので大変です。

来院されるジストニア例

誤作動により意思とは関係なく動く身体(症状一覧)

  • 痙性斜頸
    • 首が左(右)に勝手に回ってしまう
    • 意思とは関係なく首の筋肉が固まる
    • 首がねじれる
  • スポーツ選手のイップス
  • 音楽家(フォーカルジストニアページ)
    • バイオリンで指が動かない
    • ピアニストの指が固まる
    • トロンボーンでミスタッチ
    • ドラマーのイップス
    • 他の楽器でもあり
  • 発声障害(発声障害ページ
    • アナウンサーの声が出ない(症例ページ
    • 声優の声がかすれる
    • 人前だと声がつまる
    • サービス業で声が出なくなる
  • 書痙(書痙ページ
    • 人に見られると字がうまく書けない
    • 字を書こうとすると固まる
    • 指自体も硬直する
    • マウスも動く動かせない
    • キーボードのタッチができない

この例は、当院に来られた患者さんのケースです。

なぜジストニアは起こるのか?

「誤作動記憶」が症状を引き起こす

誤作動記憶というと聞きなれない言葉だと思いますが、ジストニアを説明するうえで最もしっくりくるのが誤作動記憶です。そこには誤作動という自分ではコントロールできない状態と、それを記憶してある刺激でスイッチが入ってしまうからジストニアが起こってしまうのです。

このある刺激に心因的な問題が関係すると心因性ジストニアとなります。さらに、心因的問題は自分では気づかない場合があり、それは五感を通して入ってくる刺激になります。

五感を通して入ってくるとは?

五感とは視覚、聴覚、身体感覚、味覚、嗅覚の五感になります。この中で音楽で起こってしまうフォーカルジストニアの場合は、聴覚が敏感になり音や雑音によって入ってくる情報が刺激になっていたり、視覚が敏感になり目で見た情報が刺激になるケースは多いです。

さらに発声障害で起こるジストニアの場合は、記憶として「またしゃべることができないという失敗の不安」や「以前怒られて反論できなかった記憶」によってしゃべれないスイッチが入る場合もあります。

とにかく敏感なあなたの無意識が症状を引き起こしています。それは…

あなたの無意識の訴えでありサインです。

だからこそあなたの心に訊く(きく)必要があります。

解決策はあります

心の中に「あるわだかまり」や「無意識のうちに溜め込んでいる心の奥底」を知って楽になってはどうでしょうか。

身体に訊く(きく)検査で、あなたの無意識に訊くことができます。

克服のために必要な5つのステップ

  1. 心因性ジストニアの認識
  2. 心因性ジストニアになる構図の明確化
  3. パターン化された無意識の考え方を知る
  4. 身体の反応から無意識にあるスイッチを探る
  5. 脳のリハビリテーション

1. 心因性ジストニアの認識

心因性ジストニアとは、どうゆうものかの理解することが最初のステップです。

心因性ジストニア を知ることで何をすればいいか分かるようになります。

2. 心因性ジストニア になる構図の明確化

誤作動のスイッチを探るために五感と記憶を探ります。

外から入ってくる情報は五感を通して身体の中に入ってきます。それと記憶です。どのような情報で敏感になっているかを探るとイップスになる構図が見えてきます。

3. パターン化された無意識の考え方を知る

誤作動記憶につながる思考パターン

考え方のクセをひも解き、どのようなスイッチがあるかを知ってもらいます。

4. 身体の反応から無意識にあるスイッチを探る

身体に訊く(きく)検査により、無意識内にあるスイッチを検出します。独特の検査を理解してもらい行うことで、スイッチ検出は効果を生みます。

5. 脳のリハビリテーション

新しい神経回路のループを強化するために、リハビリテーションを行いフォーカルジストニアにならない神経回路の強化を図ります。