監修:WHO国際基準カイロプラクター 土子 勝成
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士

心因性腰痛はストレスを治療する

4年前からの腰痛により、動かない腰の痛みから解放された女性

4年位前から腰痛に悩まされていました。
良くなったり悪くなったりのくり返しでした。
持病とあきらめきれず、何か治らない原因があるのではと思い、ネット検索をしていた所、土子先生のホームページに運よく出会うことが出来ました。
今まで経験したことのない施術方法、メンタル面での治療はとても興味深く、自分が今まで何にこだわってきたかを、知ることが出来ました。
初めての治療3日後位から私の腰を取り巻いていた痛み、緊張感がふわっと解きほぐされていくのを感じ、自分でもびっくりしています。改めて心の不思議を感じています。

土子より:素晴らしい感想をありがとうございました。腰があれだけ動かない状態で来られましたので、初診時はこちらもびっくりしました。それがスイッチが切れ方のように改善するとは、こちらとしても嬉しく思います。今後ともよろしくお願い致します。

腰痛を起こすストレスのメカニズム

私たちは日々ストレスを受けて生活しています。
ストレスは大変なものから些細なものまで様々あります。

例えば、「ビック」なストレスを受けたとします。

  • Aさんはすごいストレスになり腰痛になりました。
  • Bさんはすごいストレスと感じましたが、腰痛にはなりませんでした。
  • Cさんはストレスとも感じませんでした。
一体何が違うのでしょうか?

この違いは、
物事の捉え方の違いです。

Aさん、Bさんにはストレスと感じることも、Cさんにはストレスと感じませんでした。

人にはそれぞれ「心にルール」があります。
この自分の中にあるルールに当てはまらなかったり、ルールを踏みにじられることでストレスを感じます。
そのストレスが許容を超えた時に腰痛という「代償」でこころのバランスを保つのです。

治療は、
自分の中のルールに気づき、このルールに基づいてストレスを受け、腰痛になっている自分を知ることです。

腰痛を客観的に捉える

ご自身が心因性腰痛であると分かっている方は治りが早いです。

もちろん、なかなかそのような方はいません。
そこで一緒にご自身の腰痛が心因性腰痛であることを知り、治療によって治ることが信じられるように進めていきましょう。

慢性腰痛の治療においてネックとなるのは、
「自分の腰痛は治らない」と思い込んでいることです。

ほとんどの心因性腰痛の方が改善して社会復帰されています

来院される患者さんの中には、2年以上腰痛が原因で仕事に行けない方もおられました。
また、10年以上腰痛を患っている方もたくさんいらっしゃます。

そんな方でも、自分の腰痛の原因が心因性(気づかないストレス)であることを自覚さることで改善に向かいます。

しかし、ストレスが会社のこと、家庭のことであったりするとそれはどうしようもない、解決できないと思われている方は多いです。

そこで心因性腰痛の治療の考え方をご紹介します。

治療は「誤作動信号を良い信号にする」ということです

ストレスが原因で腰が痛いと感じるには2つ考えられます。

  1. 脳からの信号で腰の筋肉が収縮して痛む
  2. 脳内で痛み信号が作り出されている(痛みの記憶)

さらに、不安や不満など精神的なネガティブ要素は痛み信号を増強して痛みを大きくしてしまいます。

どちらにせよ腰痛を引き起こす信号は身体にとっては「誤作動信号」です。
この誤作動信号を、痛みを引き起こさない信号に変えれば腰痛は治ります。

誤作動信号を探るための検査

腰の痛みとかかわる記憶の信号を検査します。

これは腰の痛みと記憶の関係性を検査するという新しい方法です。

様々な検査がある中で
「イメージ検査」
「視覚検査」
「聴覚検査」
などがよく使われます。

「イメージ検査」とは

イメージ検査は腰痛のイメージから始まり、関連する「人間関係」や「仕事関係」「趣味関係」などをイメージしてもらい腰痛につながる信号を検査します。

「視覚検査」とは

視覚検査は文字チャートを見てもらい視覚的な刺激により信号を検査します。視覚から入る刺激は後頭部付近にある視覚神経を通り脳の記憶へと伝達されます。検査で反応した文字情報から腰痛につながる信号を検査します。

「聴覚検査」とは

「聴覚検査」はこちらから発する言葉を聞いてもらい聴覚的な刺激による信号を検査します。耳から入る刺激は聴覚神経を通り脳内の記憶へと伝達されます。腰痛につながる信号を検査します。

「心の声」とは

心の声とは、自分の中で発する声です。言葉として発してはいませんが、自分の中で唱えている声もあります。その声で腰痛につながる信号があるか検査します。

検査はPCRT(心身条件反射療法)で行います。

PCRT(心身条件反射療法)とは

『脳が無意識に学習した誤作動記憶を、健全な記憶に書き換える施術です』

脳というのは無意識に様々な情報を記憶します。その中には腰痛につながる記憶も含まれます。それらの記憶による信号を書き換える施術がPCRT(新進条件反射療法)です。

PCRT(心身条件反射療法)の検査の様子

あおむけで文字情報を触れてもらい、身体の発する信号をとらえます。

さらに、あおむけになった患者さんに動いてもらい、身体の発する信号をとらえます。

患者さんと一緒に身体の異常信号を、筋肉を通して探り腰痛につながっている信号を見つけていきます。

刺激は腰痛にもなり、治すことにもつながる

私たちは様々な「情報」という刺激を受けて生活しています。
その中にはストレスとなって腰痛へとつながる刺激もあります。

これらの刺激は信号であり、あなたを腰痛にさせるものですが、
他の人は同じ刺激で腰痛になりません。

『あなただから』 腰痛になったのです。

そこにはあなたの捉え方のルールがあるからです。
では一体どのような捉え方のルールがあなたの中にあるのでしょうか?

自分のルール、考え方はそう簡単にはゆずれないものです。
そのルール、考え方を変えてくださいとは言いません。
簡単には変えることができないのが人間です。
ですから変えることは必要ありません。

知ることが大事なのです。

あなたの中にあるルールを知ることで、主導権はあなたにあります。
通常、ストレスは相手が悪い、環境が悪い、世間が悪いと思いがちです。
しかし、主導権があなたにあると気づくことで大きく立ち位置が変わります。

この捉え方が慢性腰痛改善のカギです。

刺激は腰痛にもなりますが、捉え方で刺激が腰痛改善への道へとつながるのです。
一緒に慢性腰痛からの脱却を目指しましょう。

次のような症状でお困りの方はご相談ください。

  • 長期にわたり腰痛に苦しまれている
  • 腰痛の無い生活を望まれる方
  • どこに行っても治らない腰痛
  • 腰痛は治らないと信じている
  • 腰痛をどうにかして治したい
  • ストレスが影響していることに気づいている腰痛

【治療法について詳しく見る】
当院のPCRT(心身条件反射療法)詳しい説明