監修:WHO国際基準カイロプラクター 土子 勝成
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士
1. アクティベータ・メソッドとは
◎ 非常にソフトな新しいカイロプラクティック
アクティベータ・メソッドは、痛みの原因と考えられる**「神経の働きの乱れ」**を調整するカイロプラクティックの施術方法です。
「骨をボキボキ鳴らす手技」とは違い、小さな専用器具(アクティベータ器)を使って、ごく軽い振動で調整する、やさしく安全な技術です。
私たちの体には、本来 体が動く前に無意識に背骨(脊柱)を安定させる“予測して支える仕組み” が備わっています。
たとえば、立ち上がる・歩く・物を持つといった動作の前に、神経が先回りして働くことで、背骨や関節が安定し、スムーズに動けるようになっています。
しかし、
- 姿勢のクセ
- 過去のケガ
- 長時間の同じ姿勢
- ストレス
- 食生活
など、さまざまな原因によって、この神経の働きがうまく作動しなくなることがあります。
すると、本来働くはずの神経が「サボった状態」になり、背骨をうまく安定させられず、痛みや違和感につながってしまいます。
アクティベータ・メソッドでは、まず 下肢長検査 という検査を行い、
どの部位の神経がうまく働いていないか(安定化できていない場所) を特定します。
そして、そのポイントに対して、アクティベータ器で的確に、最小限の刺激を入れます。
この刺激によって、
- 働きが低下していた神経が目覚め
- 神経の情報伝達がスムーズになり
- 体が再び「予測して背骨を安定させる」仕組みを取り戻していきます
このように、
神経の働きが乱れる → 脊柱が不安定になる → 適切な刺激で神経が活性化する → 脊柱が安定する
という流れが、アクティベータ・メソッドによる調整の考え方です。

2. どうやって調整するの?
最新のアクティベータV(5)

まず体のバランスをチェックします。
骨盤や背骨がうまくバランスを取れていないと、神経の働きが乱れやすくなります。
「アクティベータ」という小さな器具を使って、**ごく短い・弱い力の刺激(パチンという感覚)**を特定の箇所に与えます。
この刺激はとても速く、筋肉が力を入れる前に調整されるため、痛みが少ないのが特徴です。
アクティベータ器は1~5まで進化していまして、当院では最新の5(アクティベータV)を使用しています。
3. 創設者:Dr.ファーによるアクティベータVの説明動画
◎ Dr.ファーとアリゾナにて

2017年にアクティベータ・メソッド50周年記念が開かれアメリカはアリゾナ州にてセミナーとパーティーが開かれました。
4. なぜ神経の調整が大切?
◎ 機能障害への施術
私たちの体の動きやバランスは、脳と神経の情報伝達によってコントロールされています。
アクティベータ・メソッドでは、神経の誤作動によって筋肉や関節の動きがスムーズでなくなっている状態を正常に戻すことで、痛みの改善や体の働きの改善につなげていきます。
急性期の腰痛、肩こり、頭痛、ビザ痛、背骨の固まり、腱鞘炎など身体症状に対して機能的にとらえ施術します。

スタッフ同士で下肢長検査の指摘をし合い指導の統一性を図ります。
5. この施術のメリット
- やさしい刺激で安心
強い力を使わず、痛みが出にくい調整方法です。 - 幅広い年齢の方に対応
子ども〜お年寄りまで安全に受けられます。 - 神経の働きを整えるアプローチ
ただ筋肉のコリをほぐすではなく、体全体のバランスを整えることが目的です。
- 機能改善で早期に痛みや不具合を解決
- 動きによって起こる症状の解決
- 固まってしまった関節機能の改善
- スポーツ障害(機能面)の問題解決
- 健康を取り戻しより良い未来に進んでもらう
6. 機能が良くなると痛みは取れる
機能障害の鉄則
急性期の身体に起こる痛みや不具合は、機能障害によることが多いようです。自転車を例にしますと、ペダルをこいでも歯車に油がないとスムーズに動きません。人間で言うと痛みであり機能障害です。

歯車を関節として、チェーンを筋肉にしますと、チェーンをマッサージするよりも関節に油をさした方が機能は良くなります。
7. セミナー風景
◎ 受講生と共に学ぶ価値
私はアクティベータ・ネットワークジャパンにてインストラクターをさせてもらっています。
指導させてもらう中で多くのことを学びます。事前に解剖学、骨格形状などあらゆる部分を復習し伝えることに大きな責任を感じています。そのためにも正しい知識を復習してブラッシュアップを常に心がけています。
また、多くの受講生が学びたいと願い参加する施術でもあります。年に大阪と東京で4回行われるセミナーですが、50人ほどの受講生が来られています。
◎ 背骨の位置関係を確認


◎ 下肢長検査のデモンストレーション
受講生は皆さん開業されている臨床経験の豊富な先生方ばかりです。皆さんアクティベータ・メソッドの基礎を再確認に来られています。
8. 下肢長検査を動画で説明

