監修:WHO国際基準カイロプラクター 土子 勝成
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士

アレルギーはストレスが原因

アレルギー(独: Allergie)とは、免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こることをいう。免疫反応は、外来の異物(抗原)を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能である。語源はギリシア語の allos(変わる)と ergon(力、反応)を組み合わせた造語で、疫を免れるはずの免疫反応が有害な反応に変わるという意味である。

Wikipedia引用

当院で考えるアレルギーとは

アレルギーは、身体の生体エネルギーが充実した元気な状態だと発症しません。しかし、心理的・社会的ストレスにさらされ生体エネルギーが低下するとアレルギー物質(アレルゲン)に過剰反応してアレルギー症状を発症してしまいます。

そしてそれら一連の流れは記憶されます。
だから慢性症状となり繰り返し発症してしまうのです。

アレルギー症状が起こる2つの要因

  1. 生体エネルギーがダウンしている状態(ストレス状態)
  2. 条件反射による誤作動記憶

この2つが「アレルギー症状」で本当に治療しなければならない要因です。

PCRT(心身条件反射療法)引用

アレルギーが起こる背景

通常、アレルギー物質(アレルゲン)のみに身体が反応しているように思われがちですが、実は身体の生体エネルギーのダウンがアレルギーを引き起こす大きな要因となっています。つまり生体エネルギーがダウンすることでアレルギー物質(アレルゲン)に影響されやすくなるのです。

さらに、生体エネルギーがダウンしてアレルギー物質に影響されやすい状態が続くと、脳内では条件反射のループが出来、誤作動として記憶されます。こうなると アレルギー物質(アレルゲン)が有ろうと無かろうと”ある”条件でアレルギーが起きてしまいます。つまり症状を引き起こしやすい「びんかん人間」になってしまうのです。

こんなことありませんか?

花粉症に悩まされる季節。
まだ、外にも出ていないのに朝から鼻水、くしゃみがひどい!
外で忙しくしていた時は症状がなかったのに会社に戻ったら鼻症状、目のかゆみがひどい!

花粉に触れていないのに花粉症状がでている!!

それがまさに条件によって花粉症が起きている状態です。
花粉症状は身体が記憶して引き起こしています。

「今日はいやな会議がある日だ~」
「また、あの合わない人といっしょにやんなくちゃいけない!」
など、 ストレスやイライラを感じるだけで花粉症状が起きるのです。

びんかん人間になってしまうと、アレルギー物質には関係なく、条件反射で誤作動記憶にスイッチが入って発症してしまうのです。

よく言われるのが、テレビのニュースで「今日は花粉がいっぱい飛びます」と言われた瞬間にくしゃみがでる。これはまさしく条件反射という誤作動記憶です。

アレルギーになるとしてしまう「過剰」行動

  • マスクがないと不安なため常に着用する
  • アルコール消毒で手が荒れる
  • とにかく無菌状態がいいと思い込む

過剰に反応すると自分自身の”免疫力”“適応力”を低下させてしまいます。

例えば

小さい子どもは、なんでも口に入れてしまいます。それは同時に菌を食べていることになります。菌が強すぎると突然、熱を出してぐったりして病気になって」しまいます。しかし、回復すればその菌に対して免疫ができます。これを繰り返して子供の免疫力は上がるのです。

人間は、多少病気になっても、熱を出しても、自分の免疫力をあげて強く生きる力があります。もちろん重症になってしまってはいけません。しかし、過剰になり過ぎてもいけないのです。

治療は共存と調和により適応力を身に付ける

アレルギー物質(アレルゲン) を排除したり攻撃するのではなく、共存して調和して上手く利用できるように治療します。
そのためには生体エネルギーをダウンさせる要素を取り除き、免疫システムをあげていきます。そうすることで徐々にアレルギー物質(アレルゲン) に対して適応できる身体になります。

自分で行うアレルギー治療

アレルギー症状改善のために行うことは「生体エネルギーのアップ」です。
そのために行うことは、

  1. 栄養補給
  2. 体力アップ
  3. よく眠る
  4. ストレスを溜めない
  5. アレルギー物質(アレルゲン)と仲良くする

症例:アトピー性皮膚炎

 症例:アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の患者さんの「感情面の治療」をしていて興味深いことがありました。
患者さんの皮膚症状は部位によってそれぞれ違った感情が影響していました。
・仕事のストレスは腕の症状
・家族への義務的ストレスはお腹の症状
・過去の後悔は顔や首の症状
これらの感情が条件反射となって症状を引き起こしていました。

適応力をつける治療法

現代医療でも減感作療法という療法がアレルギー治療に用いられています。
減感作療法とは アレルギー物質(アレルゲン) を少量ずつ体内に入れていき、徐々に身体に適応させていく治療法です。

生体エネルギーをアップさせる

当院では、生体エネルギーをアップさせて、アレルギー症状を引き起こしている誤作動記憶を「正しい」記憶に上書きする治療をおこないます。

施術は生体エネルギーを低下させているストレスを探っていきます。
カウンセリングではなく、カイロプラクティックの生体反応検査で調べます。この生体反応検査は無意識に訊いていきます。
検査によってストレスの構造が見えてきます。ストレスの構造が分かるとそれはもうストレスではなくなります。その結果、ストレスに適応できるようになります。ストレスに適応できれば、生体エネルギーは回復し、アレルギー物質(アレルゲン)にも適応できる力が出てきます。

アレルギー反応は不要な反応

もともと、アレルギー症状とは反応しなくてよいことに「過剰」反応した結果です。
ですので、正しく反応できればアレルギーとはならないのです。

正しく反応することが「適応力」をつけることであり、そのために生体エネルギーをアップさせることが必要です。