レジで大量の荷物を持って来るお客さんを見ると動悸が激しくなるトラウマ
□ メールで以下のような感想を頂きました
N.Sさん、55歳、女性
院長先生、この度は大変お世話になりました。
私はニューロ・パターン・セラピーという治療をして頂きました。
記憶が身体に及ぶ影響はとても顕著に表れるもので質問内容によって足が反応したり弱くなったり…。様々な症状として出てくる事を知りました。
そして問題が起きてしまった時、一方向からだけではなくいろいろな方向から解決に向けての選択肢があれば人生はとても楽にすごしていけるのだなと強く思うようになりました。
回を重ねる度に自分はこういう性格でこういう人間なんだ…と客観的に見られるようになってとてもビックリしてます。
自分の気持ちを前向きな方へと導き、切り替えるすべを教えて頂けた大きな成果だと思います。
今は院長先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
ゆっくりと凍った心を溶かすように
◎ 深いトラウマ
女性にレジにて大きな荷物を持ったお客さんが近づいて来るのをイメージしてもらいますと、手が震えて、身体が震えて、激しい動機にひどい状態でした。そのためゆっくりと凍った心を溶かして行きました。
◎ この症状になる要因
- 真面目な性格
- きっちりと仕事をこなすタイプ
- 仕事ぶりが評価され地位があがるとプレッシャーを感じた
- 人に指導する立場なので模範を示さなければならない
- レジでの間違いは許されない立場である
- お客さんに怒鳴られたくない
- お客さんに怒られたらどうしよう
- 従業員がお客さんの怒られたら出ていかなければならないが怖い
このような要因がありました。
以前のトラウマが影響
ここ数年の間にお客さんから怒鳴られた経験がありました。年配の男性が大きな荷物を持ってレジに来られちょっとした手違いで怒鳴られました。
その時は、頭が真っ白になってしまい上司が仲裁に入ってくれたそうです。そのような出来事が立て続けに何度か起こったそうです。それ以来、レジでの作業が急に怖くなりました。
◎ 自己分析が出来ない
レジでの緊張状態をイメージしてもらうと、動機や震えがすごく出てしまいますので、なかなか自己分析できない状態でした。しかし、ゆっくりとレジの何が怖いのか?お客さんの何が怖いのかをひも解いていきました。
すると、
起こっていない未来を想像して、尚且つ、悪い未来を想像してしまう思考のクセがありました。
当然だと思います。年配の男性に怒鳴られたら誰だって怖いです。
しかし、
怖いままでは乗り越えられませんので、悪い未来を想像してしまう思考のクセをみていきました。
このクセは失敗を想像するのは良いという信念
女性自身が今まで生きてきて、ミスや失敗を事前に考え対応して成長してきたという信念がありました。
そのため悪い未来を想像するのは自己成長に良いことであるという考えが根深くありました。
しかし、
この考え方は今回のようなお客さんから怒られるかもしれないというケースでは恐怖にしかならない信念でした。
このような思考のクセや、考え方のプロセス全体を認識してもらうと、徐々に悪い未来を想像して恐怖になる誤作動のスイッチは切れていきました。
今では問題なく従業員への指導もできるようになっているそうです。